ヒズボラは、彼らの部隊や機関の職員が使用していた「ポケットベル」として知られるメッセージ送信デバイスが連続して爆発したと発表しました。この事件で多数の死傷者が発生し、国全体で安全への懸念が高まっています。
レバノンの諜報機関の情報源がAl Jazeeraに語ったところによると、爆発した各ポケットベルに搭載された爆薬の量は20グラム未満でした。ヒズボラは約5か月前にこれらのデバイスを受け取っていました。ワシントン・ポストが引用した専門家によれば、爆発はサイバー攻撃によるものではなく、遠隔操作で爆発物が作動したとされています。
レバノンの情報によれば、一部の人々は、デバイスが爆発する前にバッテリーが熱くなっていることに気づいていました。また、事件の前に、部隊に準備を促すメッセージがポケットベルに送信され、それによりデバイスを自分に近づけたとも言われています。
現在までに、レバノンでは少なくとも8人が死亡し、2,800人以上が負傷、そのうち400人が重傷を負っています。負傷者の中には、レバノンのイラン大使も含まれており、彼は軽傷を負ったと報告されています。
事件後、地域の緊張が一層高まっています。ブリュッセル航空やサウジアラビアのアル=アラビーヤなど、多くの欧州航空会社はテルアビブへの便をキャンセルしました。さらに、レバノン政府は、安全対策として、国内のすべての学校を明日休校にすると発表しました。
この事件は、ヒズボラが使用している機器の安全性に対する新たな疑念を引き起こし、既に不安定な状況にある地域での警戒レベルがさらに高まっています。
出典:Telegram Sputnik / irna